Headway のAska Team Build シリーズがお届けする特別限定製作モデルのHD-141BCです。各部に限定モデルならではの豪華なマテリアルを使用しつつも、長年培った知識・経験を活かし、一切の妥協を許さない国内最高峰を誇る高いクラフトワークで製作されています。
HD-141BCはアバロン材を使用したキサゴン・インレイやボディ・バインディング、平成に入ってからのHEADWAYでは珍しい縦ロゴを採用し、伝統的な 41 Style を踏襲したモデルです。
ボディトップには、その独特の杢が熊が爪で引っ掻いた跡の様に見えるところからその名がついた “Bear Clow Sitka Spruce(ベアクロー・シトカスプルース)”のセレクト材を使用。ネックには1ピースのHonduras Mahogany(ホンジュラス・マホガニー)、ボディ内部のブレイシングにはAdirondack Spruce (アディロンダック・スプルース)を使用、ヘッドトップ材にマダガスカル・ローズウッドを配するなど、6本限定ならではの材に拘った豪華な仕様も魅力の一つです。
また、ピックガードには30'sスタイルを連想させる赤茶系の鼈甲セル(レッドスワール柄)が外観にアクセントを加えつつもヴィンテージ風を意識したルックスなど、ファンにはたまらないルックスに仕上がっています。
サウンドはワイドレンジながらもクリアで煌びやかな高音域を備えながらも、深みのあるサウンドが印象的です。レスポンスが非常によく、ハードなピッキングでは低音〜高音までバランス良く鳴り、ソフトピッキングでも情報量豊かで繊細なサウンドを奏でます。ギター全体からくる豊かな鳴りを実感する事ができ、今後のギターの成長が楽しみな1本です。
こちらのギターは現地で直接機体を確認し、入荷させていただきました。また、ASKA Team Build Series のチーフビルダーである安井氏にお話を伺う事ができました。HD-141BC のボディトップに使用されている“ベアクロー・シトカスプルース”について、 「複雑な木質となりますが、統計的にギター材の質として共振性は勿論、強度、バランス面で優れている材が多く見受けられ、これがサウンドや楽器としてのクオリティにも深く影響している。」との事でした。勿論、その中でも良材をセレクトした限定6本となり、杢による独特の存在感だけではなく、材と毎日向き合うビルダーの知識・経験からくる、しっかりとした裏付けがあってこその HEADWAY のサウンド、HEADWAY ギターの素晴らしさを再確認できる1本です。 |