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私たちの桜材を使ったギターの始まりは、2014年に製作された一本のウクレレからでした。従来の輸入材とは木質もサウンドも異なるこの木材に、Headwayは長年のギター作りの知識と技をもって今日まで向き合い続けています。そして本年、ついに10周年という節目を迎え、さらなる飛躍と世界へ羽ばたいて欲しいという願いを込めた特別なモデルがここに完成しました。
10回目の秋を迎えた今年の桜ギター秋モデルは、秋に見頃を迎える四季桜をモチーフに製作。ボディバックには10周年の門出を祝う鶴が夕刻に色づく空から降り立つ様子を描いています。カラーリングは斜めのグラデーションである「Slant Gradation」によって、紅葉と四季桜が織りなす山々の表情を取り込みました。
サイドバック材には山桜(ヤマザクラ)を採用。非常に硬質な特徴がありローミッドにピークを持ちつつも、桜材特有の甘いトーンを奏でます。ボディバックのセンター部分には楓を挟み込みことで、楓特有のキレのある歯切れの良さがサウンドに加わります。
紅葉の時期と重なりながら花を咲かせる四季桜は、見頃の時期には赤とピンクのコントラストが美しい鮮やかな風景を描きます。ヘッドには紅葉の中に隠された鶴のデザインによって、本モデルのコンセプトを遊び心溢れる形で表現しています。
指板にも色づく紅葉と花開かせた桜を共存させることで、見た目の華やかさに加えて四季桜モデルとしての個性を際立たせています。
桜の花びらに形取られたピックガードは、紅葉を模ったデザインと花開く桜のインレイによって彩られています。サウンドホールカバーは紅葉を大きく取り入れながらも、背景に描かれた満開の桜が四季桜の情景を想起させる、四季桜モデルと呼ぶにふさわしい装飾となっています。
従来のHeadwayのネックのイメージを覆す薄さを重視した『Extra Slim U Neck』を採用。Headwayネックの特徴である安定性はもちろん考慮されつつも、カーボンバーを入れる「ハイストレングネック」仕様によってさらに剛性を高めています。カーボンバーの効果は安定性のみでなく、不要なネックのしなりを抑え弦の振動がスムーズにボディトップに伝わることにより、高音域の表現力が向上させています。
Headwayマスタービルダーの百瀬恭夫が1934年製のビンテージギターのブレーシングを研究し、独自に発展させたブレーシングを継承。Xのクロス位置がサウンドホールに近いセミフォワードシフトで新品時より低音の反応がよく、ボリュームのある鳴りを持ちます。フォワードシフトよりも5mmほどブリッジ寄りになっていることにより、トップ板の安定性も考慮された設計が行われています。
Body Top: Selected Sitka Spruce
Body Side&Back: Yamazakura with 3P Center: Kaede
Neck: African Mahogany
Fingerboard: Ebony
Nut: High Density Bone(水牛骨)
Saddle: High Density Bone(水牛骨)
Bridge: Ebony
Machineheads: GOTOH®SG301 AB01 GG
Fret: HHF-AG2S
Scale: 645mm(25.4inch)
Neck Grip : Extra Slim U Grip
Width at Nut : 43mm
Bracing : 34 Semi Forward Shifted, Scalloped X Bracing
Finish: Thin Urethane
Strings: Elixir® NANOWEB Light(.012-.053)
Accessories: ハードケース、六角レンチ、保証書、サウンドホールカバー
細部の仕様とデザインは予告なく変更になる場合がございます。