“MOMOSE Vintage(モモセ・ヴィンテージ)”ラインナップより、ジャズベースタイプの MJB2-STD モデルのご紹介です。 ボディにアッシュ材を使用し、ネックバインディング、ブロックポジションマークなど70'sスタイルの仕様で、リアピックアップも少しブリッジに寄りに取り付けられており、より硬質でメリハリのある抜けの良いサウンドです。歴史的に評価の高いサウンド、ルックスを基に、質の高い材を使用して、国内屈指の高いレベルで加工・組み込みを行い、ヴィンテージの基本構造や理念を継承しつつも、サウンド、演奏性を高いレベルへ昇華させています。
[ネック]
厳選されたメイプル材をネック、フィンガーボードを使用し、サテンフィニッシュで仕上げており、心地よくフィットするネックシェイプ、スムーズなフィンガリングなど、演奏性に優れています。また、材の特性を活かした「鳴り」が引き出されたネックは、弦振動がネック裏まで心地良く、程良く伝わり、サウンド面だけではなく、プレイヤーのフィーリングにも重要な要素を与えてくれます。
ロッドアジャスターをネックエンドに設け、アクセスし易いよう加工されており、環境に応じたネック調整や定期的なメンテンスなど、必要に応じて簡単に調整が可能です。
[ボディ]
ボディにはアッシュ材を使用しており、ワイドレンジながらもやや明るめのトーンでタイトな中低音域、クリアで抜けの良い高音域でアタックレスポンスが良く、メリハリのあるサウンドが特徴です。職人の技が映えるネックポケット部は、締め付けすぎず、程よくタイトに仕上げられており、デタッチャブル(ボルトオン)ネックですが、ネックとボディのそれぞれの鳴りを共有させた
一体感のある鳴りを実現しています。
また、耐久性・メンテナンス性に優れたトップラッカー塗装で仕上げられており、アッシュの木目を活かした美しい塗装も魅力です(レギュラーカラーのBLKを除く)。
[ピックアップ/コントロール]
ピックアップにはオリジナルのGROOVE70 JBを搭載。材の鳴りを活かした抜けの良いサウンドはそのままにワイドレンジで芯のあるサウンドを出力します。また、リアピックアップがブリッジ寄りに取り付けられており、タイトでメリハリのあるサウンドが特徴です。コントロールは2ボリューム、1トーンにプルアップによるターボスイッチを搭載。一般的なコントロール配置で、扱い易く、直感的な操作が可能な他、トーンノブのプルアップにより、フロント/リアピックアップがシリーズ回路へ切り替わり、よりミッドローの太さが増した擬似的なハムサウンドを得る事ができます。
[ハードウェア/パーツ]
ブリッジはGOTOH社製ブラスサドル仕様の“203B-4”、ペグにも同社製オープンギアタイプの“GB2L ”を搭載。言わずと知れた精度の高いブランド、パーツですので、細部のセッティング面での柔軟性だけではなく、演奏面での安定性にも優れています。オイル漬け牛骨ナットやJESCARフレットワイヤーなど、各部のパーツにも拘って製作されています。
[サウンドインプレッション]
タイトで音抜けが良く、トップエンドからボトムエンドまでクリアなサウンドです。スラップでの音の立ち上がりや粒立ちも良く、ターボONではボトムアップされた存在感のある図太いサウンドを出力し、洗練されたヴィンテージサウンドだけではなく、モダンスタイルにも対応できる幅広いサウンドレンジを備えています。
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