長野にあるDeviser 本社で行われたディーラー商談会でオーダーを依頼しましたmomoseスペシャルモデルが遂に完成しました!
ボディトップに使用されているBUCKEYE BURL(バックアイ・バール)は、職人さんよりアドバイスを頂きながら、極上工房ストック材の中から選定させていただきました。
重厚感のある圧巻のルックスに仕上げられています!
こちらのモデルはmomose ORIGINALラインナップのMJモデルを基に、厳選された極上材を使用するだけではなく、プリアンプを搭載したアクティブ仕様にするなど、カスタムが加えられた限定モデルとなります。
上質な造り、材の特徴を最大限に引き出した豊かな鳴りなど、見た目のインパクトと洗練された極上のサウンドの両方を備えたスペシャルモデルとなっています。
詳細につきましては、下記をご参照下さいませ。
[BUCKEYE BURL(バックアイ・バール)とは]
瘤(バール)を持った西洋のトチノキ数種の総称で「Buck=雄ジカの eye=目」の意味を持ちます。
鹿の目のような大きめのバール杢を有し、独特の色合いとその迫力ある外観は魅力的で美しい仕上がりになります。
[ネック]
ヘッドトップにもバックアイバール材を貼り合わせ、材の質感を感じられるナチュラルマットフィニッシュで仕上げられています。
ネック材として適した材を選定し、十分にシーズニングを行ったメイプル材を使用。
加工途中に材を寝かせて狂い出しを行う事で、素材自体が持つ強度と剛性を引き出し、十分な安定性を備えています。
指板材にはエボニーを使用し、どっしりとした芯があり、タイトで抜けの良いサウンドのエッセンスを加えてくれます。
状態を確認しながら職人により丁寧に手作業で削り出されたネックグリップは、初めて弾いた個体でも手に馴染むフィット感があり、また、サテンフィニッシュで仕上げられたネックは、滑りの良いスムーズな演奏を可能にしてくれます。
そして何よりも、豊かなサスティンはそのままに、ネック裏に伝わる心地良いバイブレーションがプレイヤーの演奏意欲を掻き立てくれます!
[ボディ]
ボディトップには独特の色合いと、材全体的にBUCKEYE BURLの特徴がバランス良く出た材を現地で選定して使用していただきました。
ナチュラルマットフィニッシュで仕上げられており、美しく重厚感のある圧巻の杢目を存分にお楽しみいただけます!
バックアイバール材はトーンウッドの中では柔らかめの材となり、独特のマイルドさと深みのあるサウンドを加味しますが、ボディバックにアッシュ材(1P)を配する事で、アタックとメリハリを加えたバランスの良い鳴りに仕上げられています。
ネックジョイントのヒール部分は、斜めにスラントカットが施されており、ボディに落とし込まれたジョイントプレート、深めにデザインされたボディカッタウェイにより、ハイポジションにアクセスし易く、演奏ストレスを軽減してくれます。
ネックとボディの接地面ともなる重要なネックポケット部分は、きつ過ぎず、緩過ぎない絶妙な力加減で収まるよう、職人により細かな微調整が施されており、ネック/ボディのそれぞれの特性を活かした一体感のある豊かな鳴りに大きく影響しています。
[ピックアップ / プリアンプ / コントロール]
ピックアップにはmomoseオリジナルのVJ-1が搭載されており、ヴィンテージサウンドを基調とした程良いパワー感と低音〜高音域までバランス良く出力する、素直で抜けの良いサウンドが特徴です。
プリアンプには2バンドEQ仕様でコンパクトサイズながらも低ノイズのAguilarのOBP-2TK(18V仕様)を搭載しており、Treble(高音)では6.5KHz帯で±16dBのブースト/カット、Bass(低音)では40Hz帯で±18 dBブースト/カットが可能です。
トレブル、ベースの各可変帯域との差が広く、それぞれのEQの効きがより分かりやすくサウンドに反映され、落ち着いたベースサウンドだけではなく、スラッピーなドンシャリサウンドなど攻撃的なサウンドメイクも可能です。
また、18V仕様にする事で9V仕様と比べ、ヘッドルーム(ピーク値)に更に6dBの余裕があり、ダイナミックレンジの幅が広がる事でより表現力の幅を持たせる他。、アタックの歪みを軽減させ、ノイズレスで安定したサウンドを提供してくれます。
コントロールはマスターボリューム、バランサー、トレブル、ベースのシンプルで扱い易い4ノブ仕様となります。
ピックアップ:momose VJ-1
・フロントPU(ネック側)
マグネット:アルニコ5
ワイヤー:MWSエナメル#42
ターン数:8600
・リアPU(ブリッジ側)
マグネット:アルニコ5
ワイヤー:MWSエナメル#42
ターン数:8800
[ペグ / ブリッジ]
ペグには長きに渡って高い精度と安定性、信頼性の実績を誇るGOTOH社製のGB11W、ブリッジにはブラスサドル仕様のGOTOH 404BOを搭載。
コントロールパネルを含む金属パーツはクラロ・ウィルナットの色調に合わせたブラックカラーに統一されています。
また、ブリッジは通常のジャズベースブリッジと同じトップローダー(表通し)での弦の張り方だけではなく、スルーボディ(裏通し)にも対応。
スルーボディ(裏通し)ではアタック音が強調され、よりボディ材のサウンド特性を強調させた鳴りをお楽しみいただけます。
演奏スタイルに合わせて弦ごとに張り方を変えてみるなど、個性を重視した柔軟なセッティングも可能にしています。 |