SURF-27DX NA/OIL

工場出荷時は"Elixir NANOWEB Light Gauge"、チューニングは1弦からD-A-F-C-G-Dの全弦1音下げにてセットアップされている。

コントロール

コントロールは1Vol,1Tone,3 Way Toggle Switch。トーンノブはPush/Pullのコイルタップスイッチとして機能し、シングルピックアップのサウンドも出力可能。

ピックアップ

Mojotone Pickup　Black Magic ハムバッキングPUを搭載。シングルノートやコードプレイ時に明瞭で分離感のある音を指向したピックアップ。ディストーションでもクリーントーンでも抜けの良いサウンドが得られる。

長い弦長のメリット
最近ではラウド系のプレイスタイルにおいてもはや前提条件として語られる感のあるドロップチューニング/ダウンチューニング。ダウンチューニング時に弦のテンションを稼ぐ方法としてスケールの長いギターが使用されるケースが増えています。
スケールが長くなる事はこういった場合において対症療法的にメリットがあることはもちろんですが、もっと積極的な意味でもメリットが語られて良いのでは無いでしょうか。

一般的なギターのスケール

改めてエレキギターのスケール(弦長)をおさらいすると、最も多く見られるのはロングスケールと呼ばれる25 1/2inch(約648mm)のもの、ついで伝統的なセットネック系ギターのミディアムスケール24 3/4inch(約628mm)の2種がほとんど。そしてこれらより短くなるとショートスケール24inchがあり、これより更に短くなるとミニギターと呼ばれることもあります。

ロングスケールより長いスーパーロングスケールのギターは、少しずつ選択肢が増えてきている状況にあります。概ね30inch(762mm)以下で、6弦・レギュラーチューニングでの使用が想定されているギターは27inch位までのようです。

サウンド面のメリット

スケールが長くなることで弦のテンションが上がり、音にも張りが感じられる事は、今お持ちのギターのペグを締めていけば分かることと思います。
弦を緩めると弦のテンションが下がり、音色面でも高音成分が減り自然とミッドからローが強調されたサウンドに変化します。加えてハイパワー・ハイインピーダンスのピックアップも高音成分が減衰する原因となります。
これを補正する目的としてスケールの長いギターをダウンチューニングで使用することは極めて合理的と言えます。
また「同じ音程を出すならばスケールが長いギターを使う方が高音域がパリッと出る」という言い方も出来ます。これまでの2ハムレイアウトのギターで音圧や音のハリに物足りなさを感じているプレイヤーの方にとって、SURF-27DXが解決策となるかもしれません。

弾き心地におけるメリット

当然と言えば当然ですが、スケールが長くなることによって弦を押さえた時のテンション感も少し固めになります。「弦のテンションが上がる」というと一見弾きづらそうに聞こえますが、そうとも言い切れません。緩んだ弦は押さえる力が少しで済みますが、その分ピッチ(音程)が不安定になりがちです。スケールが長い方が強く弾いても弱く弾いてもストレートで安定した音色を出しやすくなります。 SURF-27DXは従来のSURF-�Uをベースにしながらも、ネックの全長、ジョイント、ブリッジの位置など再度チェックの上、ボディのウエイトバランスや抱えた時のフィーリングを大事に制作されています。

注目のスペック
SURF-27DXの特徴的な仕様をご紹介します。Bacchus Handmade seriesならではの細部までこだわった作り、機能性に富むディテールにご注目ください。

MOJOTONE PICKUP採用

アメリカMojotoneピックアップの"Black Magic"ハムバッキングピックアップを使用しました。両側ともにアジャスタブルポールピースで、細かくセッティングをつめることが出来ます。深いディストーションでパワフルな音を生み出すこともできますが、クリーントーンでの明瞭感も特筆ものです。
下記リンクurlではデモンストレーション動画にてこのピックアップの音色をご確認いただけます。

コイルタップスイッチ

コントロールは1volume,1Tone,3way Toggle swichです。トーンノブはPush/Pullでコイルタップ機能をつけてあります。サウンドメイクの幅が広がり、フロントPUで気持ちの良いカッティングを楽しむことが出来ます。

飛鳥ファクトリーの品質

フレットのエッジ処理、ブラウンピックガードの面取り、ジョイントの精度。細部にわたって気の行き届いた仕上げをご確認ください。
国内有数のギターファクトリー・飛鳥工場が作るギターは大規模工場のライン生産とは異なる、完全な一本一本手作りのもの。だからこそ一つ一つの細かな作業が統一性を持って楽器の完成までつながります。
細部の美しい仕上げはその結果の一つであって本質ではありません。楽器として弾きやすく、長く大事にされる一本になるように、心を込めて制作しています。