国内工房で製作されているHANDMADE Series(ハンドメイド・シリーズ)の人気機種“G-STUDIO”より
エキゾチックウッドを使用したリミテッドモデル“G-STUDIO EWC/SAKURA”が完成しました!指板にパープルハード材、ボディトップに桜材を使用するなど、一風変わった材を配していますが、しっかりとサウンド面を考慮した仕様に仕上がっています。レギュラー仕様のG-STUDIOと同様、コイルタップスイッチの他、美しい杢の入った木目を損なわないよう、ピックガードレスの仕様となっています。限定12本で製作された特別仕様となりますが、使用されている材や造り、パーツなどのトータル面から考えると、非常にお求め易いプライスですので、この機会をお見逃しなく!
[ネック]
メイプルネックに指板にはPURPLE HEART(パープルハート)材を贅沢に使用。
ローズウッドよりもややレンジが高めですが、豊かなミッドレンジと程良い輪郭のあるウォームなサウンドです。
指板には桜の花びらと花(12フレット部分)のインレイが施されており、和のテイスト溢れる上品な仕上がりです。
また、ヘッドトップにもボディトップと同じ桜材がラミネートされ、マッチングヘッド仕上げで、統一感のあるルックスに仕上がっています。
指板サイドにはサイドスキャロップ加工、ネックジョイントはヒールレスカットが施されており、スムーズな演奏性の実現など、演奏面を配慮した仕様で、細かい造りも拘りが光っています。
[ボディ]
ボディトップには上品な杢の入った桜(チェリー)材を使用し、ボディバックにはアッシュ材をマッチング。
桜材は音の伝搬速度が早く、指板材のパープルハートと同様、ミッドレンジに特徴のあるサウンドですが、ボディバックにアッシュ材を組合わせる事で、高音域がブレンドされており、トータルバランスに優れたクリアで柔らか目の絶妙なトーン、扱い易いサウンドです。
[ピックアップ]
ピックアップにはアメリカの新鋭ブランド“MOJOTONE(モジョトーン)”のハンドワイヤリング・ピックアップを搭載。
ヴィンテージサウンドの良い部分、フィーリングを活かしつつ、多様化するモダンサウンドのニーズに合わせて、更なるテイストを加え、汎用性に優れた扱い易いサウンドを追求しています。
・フロント&ミドルP.U:MOJO TONE ST TWO-FACE
低音弦側にアジャスタブルポールピースとバーマグネット、高音弦側にアルニコ5ポールピースを使用し、P-90とシングルコイルをミックスしたようなユニークな構造。シングルコイルの長所である鈴鳴り感やきれいなクリーントーンはそのままに、強い歪みをかけた時でも、低音弦のアタック、トーンが失わない、クリーンでも歪みでもどちらでも使える万能性を備えています。
・リアP.U:MOJOTONE HB PW HORNET
素朴なクリーントーン、ヘビーなリードトーン、厚みのあるコードトーンなど、幅広い音色を生み出しながらも、低音はぼやけることなくタイトで、高音も耳障りでなく、バランスが取れたサウンドです。高出力ながらも、コイルタップしたときにはピッキングのニュアンスを正確に再現する明瞭なトーンを実現し、高い汎用性を誇っています。
[コントロール]
1ボリューム、1トーン、5ウェイ・ピックアッセレクターのシンプルなコントロールの他、リアピックアップのシングル/ハムを切り替えるコイルタップのミニトグルスイッチが搭載されています。シーンに合わせて、容易にサウンドコントロールが可能です。
[ハードウェア]
ペグにはGOTOH社製のロトマティックタイプの“SG360”を搭載。ブリッジにはブロックサドルの2点支持トレモロユニット“510T-FE1”を搭載しており、スムーズなアーミングとチューニングの安定性を実現しました。その他のパーツもCTSポット、スイッチクラフト社製のパーツなど、信頼の高い安定性に優れたパーツが使用されています。
[サウンドインプレッション]
材の組み合わせから、最初は高音域の強いサウンドかなと勝手にイメージしていましたが、ところがどっこい、非常に中音域が豊かで素直なサウンドと申しますか、非常に上品なサウンドでした。耳障りではない、程よく角の取れた高音域と心地の良い中音域、そして、広がりがありつつも、輪郭を残した低音域など、非常に扱い易い絶妙なバランスです。
分かり難い表現ですが、高い透明度ですが、張り詰めるような緊張感はなく、リラックスした柔らかいサウンド・・という印象です!
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