MC1-STD/M 2TS BROWN-E (MOMOSE)

こちらの機体はDeviser社、飛鳥工場を訪問した際、たまたま、偶然、ショールームで発見した個体となります。り詳しい各部詳細につきましては、下記をご参照下さいませ。

[MOMOSE Original MC1-STD/Mモデル]
ビンテージの基本構造を継承しながら、より現代的なアップデートを随所に盛り込んで製作されています。厳選された極上のマテリアルを使用し、｢材の個性に応じた加工により材の鳴りをそのまま引き出す｣という百瀬氏の製作理念を形にしており、技術力を認められたクラフトマンにより丁寧にハンドメイド製作されています。

MC1-STD/Mモデルはボディにアルダー材、指板にメイプル材が使用されたモデルです。指板と同じ材で施されたウッドバインディング、ヒールレスカットやボディに落とし込まれたジョイントプレートなど、プレイアビリティに直結する仕様にモダン且つ高いレベルでの製作アプローチを落とし込んで製作されています。

[ネック]
太すぎず、細すぎない心地よく手に馴染みフィットするソフトVシェイプのネックで、メイプル指板により明瞭なサウンドで抜けが良く、ネックだけでも個体の鳴りを十分に感じる事ができます。指板サイドは指板と同材を使用したウッドバインディングが施されており、木痩せによるフレットの「バリ」トラブルを防ぎます。非常に滑らかな指板サイドとサテンフィニッシュで仕上げられたサラサラとしたネックの手触りで、スムーズな演奏性を確保しています。 また、ヴィンテージスタイルを踏襲しつつも、22フレット仕様で、よりモダンなミュージックシーンにも対応が可能。 ヘッドストック部に設けられたトラスロッドのアジャストホールはやや広めに設計されており、メンテナンス性にも優れています。

[ボディ]
伝統的なストラトのボディシェイプを基に、ヒールレスカットを施し、更には、ストラトサウンドに影響を与えるジョイントプレートはそのままに、プレートを内部に組み込む落とし込み加工により、ハイポジションでの高い演奏性を確保しています。ボディにはアルダー材が使用されており、バランスの良いトーンレンジながらも、豊かな中低音域とウォームで落ち着いたサウンド特性を持っています。また、ボディ塗装は耐久性・メンテナンス性に優れたトップラッカー塗装で仕上げられており、塗膜を薄めに仕上げる事で、素材の鳴りを損なわない豊かな鳴りを実現しています。こちらの個体はブラウニーのルックスを模して、ボディ淵部分のブラックのカラーリングがより太目に塗装されています。

[ピックアップ]
エリック・クラプトンのギターテックとして30年間のキャリアを誇るLee Dickson（リー・ディクソン）氏と
MOJOTONE社とのコラボレーションにより、クラプトンのあの象徴的なサウンドを再現した Lee Dickson "BROWN-E" を搭載。"BROWN-E"はクラプトンの“ブラウニー”ストラトに搭載された50年代中期のピックアップのサウンドを基にして開発されており、滑らかな高音域と太いボトムが特徴で、抜けが良く単音弾きのソロにも適しています。オリジナルの特徴を再現するため、ロウ漬けをわざと軽めにしオーバードライブを掛けたときにマイクロフォニックが起きるか起きないかぎりぎりのラインを狙っています。

[コントロール]
1ボリューム、2トーン、5ウェイ・ピックアッセレクターの一般的な配置ですが、 リアピックアップにもトーン回路が配線されており、より現代的なニーズに合わせた幅広いトーンコントロールを可能にしています。

[ハードウェア/パーツ]
ブリッジはGOTOH社製のGE108TS、ペグにも同社製のマグナムロック機能付きのクルーソンタイプ“SD91”を搭載。ヴィンテージ風のルックスはそのままに、高い精度とチューニングの安定性を備えています。オイル漬けの牛骨ナット、JESCARフレットワイヤー、その他の電装系等にも信頼性の高いパーツを使用しています。