厳選された素材と熟練の技術が作り上げるMomoseの各シリーズの中でも、一際存在感を感じさせるギター。ボディには木目の美しいアッシュ材、指板には別名ニュー・ハカランダとも呼ばれるマダガスカルローズウッドを採用。これによって高音域から中音域にかけて非常にバランスされた鳴りを実現しています。さらにネックにはサーモウッドネックを搭載することによって、さらに中音域に奥行を与えヴィンテージギター独特の甘いサウンドを表現しています。
<ボディ>
アッシュ材特有の、はっきりとした木目の曲線を生かすナチュラルカラーの仕上げが、ブラックのピックガード、ピックアップ、コントロールノブを引き立たせることで今までのカラーラインナップの枠内に留まらないデザイン。
また光沢のあるトップラッカー塗装は、光を反射しにくいブラックのパーツと対比されることで、ステージ上で様々な表情を表してくれます。
<ネック>
Momoseの代名詞とも呼べるサーモウッドメイプルネックは、高温で熱処理されることによって安定性を増し、さらに安定した含水量が音響上にもヴィンテージの風合いを纏わせています。「人工的に経年させる」と形容されるこの工法は、厳選されたメイプル材のみに可能な加工方法で、Momoseのギター・ベースを手掛ける、確かな技術の職人達だけが生み出すことのできるネックなのです。
<パーツ>
ペグにはGOTOH社のマグナムロック"SD91-05M MG"、ブリッジにはGOTO社の6連サドル"GE108TS"を搭載。精密なピッチ調整の実現と、ストラトの醍醐味でもあるアーミングにおいても高いチューニングの安定性を保ちます。
<ピックアップ>
MomoseオリジナルのピックアップTWANG60が、独特な枯れた中音域と称されるヴィンテージサウンドを再現しています。カラッとしたリアの抜けの良いサウンドから、フロントのウッディな温かいトーン、フロントのバランスされながらにして枯れた独特なミドルサウンドに加え、タイトで鈴なりの効いた各ミックスポジションが、音作りが楽器本体で出来る喜びを感じさせてくれます。
<当店レビュー>
「立ち上がりが早い!」というのが、ピッキングした瞬間に感じた印象です。アッシュ材の特長でもある抜けの良さと立ち上がりの早さですが、ピックアップの出力が比較的ハイパワーなのも影響しているのか、繊細なニュアンスのピッキングまで拾ってくれます。また、コードをジャカジャカ弾いても綺麗に音が分離してくれますので、煌びやかな和音と、 枯れた単音という絶妙なマッチです。
さらにネック厚から弦のテンション感に至るまで、いかにしてこの心地よいサステインと粘りが生み出されているのか圧倒的な説得力で語りかけてくれて、いつまでも弾いていたくなる、そんなギターです。
※写真に映っている付属品のハードケースは、現在プロテクトケースへ変更されています。
|