「神様のいた時代の木」や「神様に代わった木」という意味を持つ「神代木」。 材料や原料のために伐採された木々ではなく、倒木が水や火山灰、地中 の中で腐敗することなく幾年もかたちを残すことがあります。 その土や水、灰のなかで埋もれていた木のうち、千年以上埋もれていた ものは「神代木」と呼びます。 神代木は偶然でしか見つけられず、土砂災害や土木工事の際、稀に姿を 現します。
この神代ケヤキは秋田県の鳥海山から出土した材で当時の新聞記事によ ると2500年前の噴火による岩雪崩によって埋もれたケヤキになります。 本来ケヤキ材の木肌はオレンジ色に近く、あざやな印象がありますが、 このモデルに使用した神代ケヤキは緑がかかった褐色で大変目が細かい のが特長です。 この落ちついた褐色生かすようサテンフィニッシュを施し、太古の和材のイメージのまま仕上げました。
木目を生かしたシースルーフィニッシュはハーフマット仕上げで高級感を一層引き立てます。
楽器フェア出展のために限定4本で製作された特別モデルです。 |