0時間目は音楽~トーンって必要?~
初心ギタリストにとって最大の謎、それは
トーンっていつ絞るのかわからん
です。
ストラトの場合、マスターボリューム、センターPUトーン、フロントPUトーンというように配列していますが、ボリュームは分かるにしてもトーンっていつ操作するのでしょうか。
【トーンは高音域を絞っている】
まず理解しないといけないのは、トーンの役割。
それは高音域のカットです。
センターPU、フロントPUの温かい音色にさらに太さを演出する際に使う雰囲気ですが、あまりやりすぎると音がこもって聞こえにくい。
適度に絞って、、、とやっていくと結局「もともとで丁度いいやん」となってしまうことが多いようです。
うーん困った。これではただただ見た目要因です。
【ハイ抜けのいらない音楽】
そもそもなぜリアには(一般的には)トーンが効かないのか、それはリアPUが最も高音域の出力の強い特性を持っていて、それこそ「せっかくのハイをわざわざ絞らんでも良し」という判断。
それならセンターやフロントにしたときに聞いた方が合理的だ、と考えられるからです。
POPSやロックを良く聞く方は、CDを聞いていて「このギャーン!がギターね」と聞き分けられると思います。ギター=かき鳴らせ青春!泣かせ大音量!とうのがこれらのジャンルでは常識。
でもそれは一部の音楽では非常識。ジャズでは論外です。
ジャズ ギター とググってみて下さい。意外や意外、このジャンルでは高音域が敬遠され、なんともこもった音色で弾かれています。
「こんなの青春じゃない!」という方、落ち着いて。
ジャズは人間にとって第二の青春、大人の音楽のひとつです。(※個人的見解)
そこには「ジャキーン!」の代わりに「ポロローン」、激情家の代わりにジェントル、マンの支配する音楽シーンです。
こういってしまうと極端ですが、ジャズではトーンを0にするのが基準。(箱モノ除く)
色んな音楽ジャンルに対応できるよう、配慮された素晴らしい機能だといえますね、はい。
POPSやロックでもいわゆるジャズテイストの曲を演奏する機会が出てくるかもしれません。
その時には是非、ジェントルマンの気持ちになってトーンを0に。
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