楽器を長持ちさせるコツ

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毎度ご愛読ありがとうございます。

リペアスタッフの平です。

 

普段修理や調整の仕事をしていると様々な状態の楽器に出会うわけですが、

いち楽器好きとしてはやはり

 

(もう少し大切に扱ってほしいなぁ…)

 

などと内心思ってしまうわけですわけです。

 

「買った当初はピカピカで大切に扱ってたけど、

少し汚れてきた頃から段々扱いがぞんざいに」

という方も多いのではないでしょうか。

 

かく言う自分も若干その傾向があります…(笑)

 

もちろん大切にしてても問題が出ちゃうこともあると思います。

でも、だからこそ、楽器は大切にしてあげたいですよね。

なんてったってあなたのパートナーなんですから。

 

 

そこで今回は楽器を長持ちさせるコツをご紹介していきたいと思います。

 

 

1、保管場所

 

まず重要なのが楽器の保管場所です。

 

ギターやベースが木製だという事は皆さんご存知かと思いますが、

木は温度や湿度によって反ったりうねったりしてしまうのです。

 

これは木の中の水分量が変わることで木が膨張・伸縮し、

年輪や木目の詰まっている位置などで変化に差が出てしまい、

その結果反りやうねりが出てきてしまうのです。

 

楽器は基本シーズニングと呼ばれる工程を経て

ある程度狂いの少ない状態になっており、

さらに上から塗装することで木を守っていますが、

やはり日本のような高温多湿な環境ではどうしても反りが出てしまいます。

 

つまり原因は温度と湿度なわけですね。

 

原因が分かれば対処は簡単です。

車内や屋外など気温の変化の大きい場所を避け、

ケースに入れるなどして保管しましょう。

 

 

2、弦の交換

 

次に重要なのが弦の交換です。

 

「楽器に直接関係ないじゃん」

と思われるかもしれませんが、

弦交換は実は楽器を長持ちさせるうえでとても重要なのです。

 

ギターやベースは例外を除きフレットと呼ばれる金属のバーで

音程をコントロールしています。

 

このフレットに弦が接触することで

振動幅を変化させ正しい音程の音を出しています。

 

つまりフレットはギターやベースにとってとても重要なパーツになります。

 

しかし、もし長らく交換せずに錆び切った弦で弾いてしまうとどうなるでしょうか。

 

そう、錆びてギザギザガタガタになった弦がツルツルのフレットをガリガリー!

と擬音だらけの悲惨なことになってしまうのです。

 

こうなるとフレットが傷つきデコボコになってしまい

音程が合わなくなったり、ビビりの原因になってしまいます。

 

こうならないためにもこまめな弦交換をすると同時に、

弦が錆びないために、使った後はクロスなどで手汗などを拭き取り

日頃のケアをこころがけましょう。

 

 

というように、とても重要な2つのコツを紹介しましたが、

あまり多くなっても大変なので、

まずはこの2つをチャレンジしてみて下さい!

 

その他はまたの機会に…

 

 

 

…おっとあぶない。

最後にこれだけは言わなくては!

 

 

「ケースに直す時はストラップを外そう!!」

 

 

 

 

 


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