リペア・改造日記~オイルフィニッシュの手入れ~
毎度ご愛読頂き誠にありがとうございます。
リペアスタッフの平です。
今回はオイルフィニッシュの施されたギターのメンテナンスについてです。
オイルフィニッシュとは塗装方法の一つで、
一般的によく見る光沢のあるグロスや、艶消しのマットな仕上がりのようなものは、
基本的に液体塗料を吹き付けて塗装しています。
しかしこのオイルフィニッシュは、専用のオイルに着色をし、(ナチュラルは着色しませんが)
それを直接木材に塗り付けていきます。
これにより、液体塗料のように分厚く覆われることなく、
限りなく素のままに近い状態に仕上げることができ、
木材の振動を損なわず豊かな鳴りを得られます。
しかしもちろん液体塗料のように固まらないので、
耐久性は劣ってしまいますし、時間とともにオイルが抜けていってしまいます。
なので定期的に今回のような手入れが必要になってくるので、
オイルフィニッシュのギターをお持ちの方、
もしくは気になっている方は是非参考にしてくださいね。
さて、実際に手入れしていきますが、やることは簡単です。
まず用意するのは、メンテナンス用のオイル・使い捨ての布切れx2
以上です。
そして作業も簡単。
ひたすらギターに塗り込みましょう。
塗り込むときの注意は、ベタベタになるまでつけるのではなく、
まんべんなく広がる様にうっすらと塗り付けましょう。
また、弦やピックガードなどは出来るだけ外し隅々まで塗り込みましょう。
木目に沿って塗り込むと浸透しやすいですよ。
実際のビフォーアフターがこちら。
塗った後
明らかに色合いと艶のレベルがが違いますよね。
このように保護するためだけでなく、
汚れを落とし色の深みも増しましで見た目もビューティーです。
最後は表面に余ったオイルを布で拭き取ってあげます。
これをしないと表面にほこりなどが付着し、また汚れの原因になってしまいますからね。
貴方の楽器もこまめな手入れで美しくしてあげて下さいね。
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