【メーカー公式改造】コスト完全度外視!『JP-Mod』爆誕

工房風景

※こちらの記事はメーカーサイトより転載しています。

SNSを見ていると、時折こんな投稿を見かけます。

「改造用にBacchus買った!」

ほう・・・?

「改造したおれのBacchusを見てくれ!!」

ほうほう・・・?

「○円でBacchus買って、△円かけて改造したったwww」

・・・

・・・

・・・楽しそうだな。俺も混ぜろよ。

JP-Mod

ということで、BacchusのBacchusによるBacchusのための改造モデル

その名も「JP-Mod(Japan-Modification)」を製作します!!

テーマは「コスト完全度外視」
自社製品を自社でモディファイしていきます!!!

今回、素体としてセレクトしたのは海外工場製の初〜中級者向けラインナップBacchus Global Seriesより、『BSH-850/RSM』。


BSH-850/RSM

Body:Nyatoh
Neck:Roasted Maple
Fingerboard:Roasted Maple
Bridge:Wilkinson WV2-CR
Machineheads:Locking tuner
Fret:Nickel Silver
Pickup:Original S-S-H set
Control:1Vol,2Tone(Pull up= Coil Tap switch),5way PU selector
Scale:648mm
Fingerboard Radius:305R
Width at Nut:42.0mm
Finish:Urethane

BSH-850/RSM 製品ページ


ローステッドメイプルネックにSSH配列のピックアップ仕様、Willinson®ブリッジやロックペグなどを採用しており、正直、何も手を加えなくても十分、いや十二分に活躍出来るモデルです。

今回、「JP-Mod」化するにあたり、まず始めに手を加えたのはピックアップ!

ピックアップの交換

レギュラーモデルに搭載されているものはBacchusオリジナルのピックアップです。
これ自体も悪くは無いのですが、ギターのモディファイといえばピックアップ交換!せっかくなので交換しちゃいましょう!

本モデルのキモはピックアップがシングル-シングル-ハムバッカーの配列となっている点です。この配列はそのまま活かしたいですね。

交換用ピックアップに良いもの無いかな〜〜〜と社内の在庫をガサゴソしていたところ、目に止まったのは弊社が輸入代理店業務を行っている『Mojotone®』のピックアップ。

Mojotone®はアメリカノースカロライナ州のハンドワイヤリングピックアップで、ビンテージライクなコピーPUからユニークな仕様のオリジナルPUまで幅広く製作しています。
ディバイザーではMomoseを始めとしてBacchus Handmade Seriesなど、国産ハイエンドモデルにも多く搭載しています。

ピックアップ単体でもそこそこ値段がするものですが、今回のテーマは「コスト完全度外視」なので、気にせず搭載しちゃいます。


これぞメーカー公式改造のパワー!!!!!!ヤー!!!!!!!!

フロント&センターに搭載したのは 『MOJOTONE®”Two-Face” Strat® Pickup』

Two-Faceは低音弦側にアジャスタブルポールピースとバーマグネット、高音弦側にアルニコ5ポールピースを使用した、P-90とシングルコイルをミックスしたようなユニークな構造となっています。
結果として、強い歪みを掛けたときにも低音弦側のアタック感や線が細くなることを防ぎつつも、シングルコイルらしい鈴鳴り感を失うこと無くクリーンでも歪みでもどちらでも使える万能性を獲得しました。

リアにはハムバッカータイプ『MOJOTONE®”PW Hornet” Humbucker Pickup』を搭載。

低音の巻弦側にアジャスタブルポールピースを使うことで歪ませた時にも分離感のあるクリアな音を狙い、高音のプレーン弦側からは太く豊か音が出るように設計されています。
高出力ながら、コイルタップ時にもピッキングのニュアンスを正確に反映する明瞭なトーンとなり、汎用性も高いものとなっています。

サーキットの再配線

ピックアップをMomose並にアップグレードしたので、サーキットもアップグレードしたくなっちゃいました。

ボリュームポット、トーンポットをCTS製に、シールドジャックはSwitchCraft製に、コンデンサーはDEL RITMO Vitamin-Qに、5wayのレバースイッチも高品質なものに変更しました。

ワイヤーも無駄がないように接続します。
変更したサーキットに使用したこれらのパーツは全て国産モデルでも採用されている高品質かつ上位グレードのものです。

つまり・・・


「JP-Mod」のBacchusの内臓はほとんど飛鳥製モデル同等になっています!!!
パワー!!!!!!!

細部にわたる再調整

次はプレイアビリティ面をアップグレードしていきます。

ネック周りは特に使用感に直結する部分なので、より一層丁寧に処理していきます。

フレットのすり合わせエッジの丸め加工ナット角の丸め加工ナット溝を適切に処理し、そのままステージ上に持っていっても抜群のプレイアビリティを発揮できるように丁寧にセットアップ。

ちなみに、ディバイザーファンの方ならお気付きの方もいるかもしれませんが、Bacchus Craft SeriesやHeadway Japan Tune-up Series、SeventySeven Japan Tune-up Seriesを手掛ける、ディバイザーが誇る職人集団Workshop Deviser Guitars(WDG)の職人がJP-Modの作業を担当しました。

JP-Modは内臓、プレイアビリティともに、“ディバイザーらしさ”が詰まったモデルに仕上がったのではないでしょうか?

完成

配線、調整等を終えたのち、いよいよピックガードをボディに取り付けます。

(色味も相まって、STAR WARS EP3ラストシーンの暗黒卿にバイザーを取り付けるシーンを思い出しました。)

エリクサー弦を張って、弦高、ピックアップ高を調整し、完成!!

完成したBacchus公式モディファイモデル『JP-Mod』はこちら!!!


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