特集:BTE-1-RSM/M SOAR MOD

リペア・改造日記, 注目モデル特集, 読み物

 先日特集させていただきましたBTE-1-RSM/Mですが、
コチラを元に当店独自の改造を施していきたいと思います!!!

改造元となるギターの詳細につきましてはこちらをご覧下さいませ!
特集:BTE-1-RSM/M徹底解析
https://bacchusdo.com/news/column/post-5257

いくつかの段階に分けて、BTE-1-RSM/MをMODしていきたいと思います。

第一弾といたしましては、改造の定番中の定番!配線材の交換です!
数多のBacchus改造愛好家の方々にとりあげられたこの配線材の交換ですが、SOARもこのビッグウェーブに乗っていきたいとおもいます。

 今回はピックアップから出ているリード線を除いた、すべての配線材を交換していきます。
 仕様する配線材は、フェンダーのカスタムショップでも採用されているシングルコイル向けの定番中の定番の配線材、Cloth wireです。


 近年ではFenderでもごく一部のモデルとカスタムショップ製の上位にしか採用されていない印象がありますが、伝統的なシングルコイルにはやはりCloth Wireでしょう。
  シングルコイルらしい高域の立ちや、ややザラツキを感じさせるエッジ感もありシングルコイルのおいしいところを引き出してくれる印象があります。

 それでは実際の作業に取り掛かっていきましょう。
まずはコントロールプレートとブリッジを取り外してゆきます。
え、ブリッジも外すの?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、
今回はピックアップのリード線以外をすべて交換するため、ブリッジ部に挟み込まれているアース線も交換するために一度ブリッジを取り外します。


 また、このタイミングでピックアップセレクターとポットの裏からピックアップのリード線のホットとコールドを切断し、配線に支障のでない長さになるようツイストしておきます。

配線をツイスト、アース線はCloth Wire

 このようにすると、見た目もすっきりし、シングルコイルピックアップの弱点の一つであるノイズにやや強くすることができます。
 
 次はフロントピックアップの線をツイストするために、ピックガードを取り外します。
 このタイミングでフロントピックアップの配線を切断し、ホットとコールドの線をツイストしておきます。


 次はセレクターとポット裏から配線を外し、Cloth Wireへと交換します。
この時、古いはんだはある程度は吸い取り線で取り除くのですが、綺麗に取り除こうとするあまり、ポットに熱を加えすぎて破損してしまっては本末転倒ですので、ある程度の範囲に抑えた上で新しい線材を配線していきます。

 古いはんだを除去する場合、フラックスが背面に残っていると次のはんだづけも横にベタッと広がりやすくなってしまいますので、綺麗な玉を作るように心がけてはんだづけしていきます。
 また、このような小さいタイプのポットの場合、熱によるダメージで破損が起きてしまいやすいので背面のはんだの除去も最低限に済ませておきます。
 今回は音の信号線には白、アース線には黒の配線材を使用しています。

お気づきいただけましたでしょうか!!!

 そう、さりげなくコンデンサーも交換した上で、配線位置も変更してあります。

 小型緑のマイラーコンデンサーから、
 シングルコイルと相性のよい、セラミックタイプのコンデンサに変更した上で、配線パターンをヴィンテージタイプのテレキャスター式の配線に変更いたしました。

小型緑のマイラーコンデンサーから、 シングルコイルと相性のよい、セラミックタイプのコンデンサに変更した上で、配線パターンをヴィンテージタイプのテレキャスター式の配線に変更いたしました。」
 また、すべてのアース線をVOLポットへと集中させることでノイズの低減も図っております。

 近日中に比較動画と更なるMOD記事も追加予定です!


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