特集:動画比較編、SOAR MOD 最強のローステッドテレを作ろう

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 大変お待たせいたしました!!!

 SOAR MOD企画第一弾、最強のローステッドテレを作ろう特集の第3回です!
今回の記事の内容といたしましては、第一回第二回の特集の間、ポットを1MΩに交換する前の状態での記事となります!
 改造元となるイチ押しモデルのBTE-1-RSM/Mについてはコチラでご紹介させていただいております!

 過去を振り返ることなく、
すぐに比較動画へ飛びたい方は
こちら!!!

今回の内容は基本的には第一回の内容に比較動画を加え、少々加筆した内容となりますので、もろもろ使いまわしの箇所が多くなりますので、ご容赦くださいませ。

1、SOAR MOD第一弾のおさらい
2、動画比較編

1、SOAR MODを振り返る

 第一弾でとりあげさせていただきましたのは、改造の定番中の定番!配線材の交換です!
 ピックアップから出ているリード線を除いた、すべての配線材を交換いたしました。
 仕様する配線材は、フェンダーのカスタムショップでも採用されているシングルコイル向けの定番中の定番の配線材、Cloth wireです。
 海外ではプッシュバックワイアとも呼ばれることもあります。


 近年ではFenderでもごく一部のモデルとカスタムショップ製の上位にしか採用されていない印象がありますが、伝統的なシングルコイルにはやはりCloth Wireでしょう。
  シングルコイルらしい高域の立ちや、ややザラツキを感じさせるエッジ感もありシングルコイルのおいしいところを引き出してくれる印象があります。

 それでは作業の内容を振り返っていきましょう。
まずはコントロールプレートとブリッジを取り外してゆきます。
え、ブリッジも外すの?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、
今回はピックアップのリード線以外をすべて交換するため、ブリッジ部に挟み込まれているアース線も交換するために一度ブリッジを取り外します。

 また、このタイミングでピックアップセレクターとポットの裏からピックアップのリード線のホットとコールドを切断し、配線に支障のでない長さになるようツイストしておきます。

配線をツイスト、アース線はCloth Wire

 このようにすると、見た目もすっきりし、シングルコイルピックアップの弱点の一つであるノイズにやや強くすることができます。
 
 次はフロントピックアップの線をツイストするために、ピックガードを取り外します。
 このタイミングでフロントピックアップの配線を切断し、ホットとコールドの線をツイストしておきます。

 次はセレクターとポット裏から配線を外し、Cloth Wireへと交換します。
この時、古いはんだはある程度は吸い取り線で取り除くのですが、綺麗に取り除こうとするあまり、ポットに熱を加えすぎて破損してしまっては本末転倒ですので、ある程度の範囲に抑えた上で新しい線材を配線していきます。

 古いはんだを除去する場合、フラックスが背面に残っていると次のはんだづけも横にベタッと広がりやすくなってしまいますので、綺麗な玉を作るように心がけてはんだづけしていきます。
 また、このような小さいタイプのポットの場合、熱によるダメージで破損が起きてしまいやすいので背面のはんだの除去も最低限に済ませておきます。
 今回は音の信号線には白、アース線には黒の配線材を使用しています。

お気づきいただけましたでしょうか!!!

 そう、さりげなくコンデンサーも交換した上で、配線位置も変更してあります。

 小型緑のマイラーコンデンサーから、
 シングルコイルと相性のよい、セラミックタイプのコンデンサに変更した上で、配線パターンをヴィンテージタイプのテレキャスター式の配線に変更いたしました。

小型緑のマイラーコンデンサーから、 シングルコイルと相性のよい、セラミックタイプのコンデンサに変更した上で、配線パターンをヴィンテージタイプのテレキャスター式の配線に変更いたしました。」
 また、すべてのアース線をVOLポットへと集中させることでノイズの低減も図っております。

大変お待たせいたしました!!!
こちらが無改造との比較動画です。

誠に申し訳ございませんが、改造前の動画が無く、別個体との比較となってしまっております。
次回の動画から、今回撮影した個体と同一個体の新旧比較をいたしますので、
今回は何卒ご容赦の程よろしくお願いいたします。
この度の動画撮影ではアンプの設定は全く同じセッティング、
録音機器のポジションも全く同じ位置にセッティングしての撮影となります


 今回の動画はギター講師のご厚意で撮影させていただきました
誠にありがとうございます

 まずはテレキャスターといえばカッティングでの比較

未MOD品のカッティングです。

  MOD前の状態ですが、十分に良いテレキャスターらしいカラっとした切れの良いトーンです。

SOAR MOD品のカッティングです。

 音の出力に関係する配線材をすべて交換した効果が遺憾なく発揮されており、
未MOD品でも十分にテレキャスターらしい良い音でしたが、
音の骨格がしっかりと引き締まり、より明瞭で切れのよいテレキャスターサウンドへと変化いたしております!!(音の感想には個人差がございます。

 次はコンデンサーのMOD箇所を比較してみましょう!

未MOD、トーンを絞ったJAZZサウンド

 未MOD品もトーンを絞り切った状態でもデロンデロンにならず、適度な甘さを持った美しい単音サウンドです!

SOAR MOD、トーンを絞ったJAZZサウンド

同時に配線材も変更してしまっておりますので、コンデンサーのみの純粋な音の変化の比較はむずかしいのですが、配線材の変更で一回りローミッドが太くなった状態でも絞り切った時に明瞭感が残っているのは、高域特性に優れたセラミックコンデンサーの影響も十分に考えられます。

 今後もこのBTE-1-RSM/Mを元に、最強のローステッドテレを目指してSOAR MODは突き進んでいきますので、次回もご期待くださいませ!!


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