ハイパスコンデンサー導入篇

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 SOAR MODシリーズ第一弾、BTE-1-RSM/M編はまだまだ続きます。

改造元のBTE-1-RSM/Mの特集記事もございます、
もしよろしければご覧ください。

第一回:配線材編
第二回:
ポット特集編
第三回:
動画比較編
も併せてご覧いただけましたら幸いです!

 今回はテレキャスターの改造としては定番中の定番、ハイパスコンデンサーのの取り付けです!(ポット交換前となります。)

 今回の特集でもご紹介させていただきますが、
ハイパスコンデンサーつきましては、こちらのリペアブログでも特集させていただいておりますので、もし良ければご覧くださいませ!

1、ハイパスコンデンサーとは

 まずはハイパスコンデンサーについて軽くご紹介させていただきます。
こちらの内容は文章、画像共にリペアブログから使いまわしの内容も多くなりますのでご容赦ください!

右がハイパスコンデンサーを仮取り付けしたCTSポット

 ざっくり解説いたしますと、VOLポットの入力部と出力部の端子に高音の周波数帯のみを通す逃げ道をつくってあげることにより、VOLを絞った際に起こるハイ落ちへの対策や、VOLをあえて絞り高域を強調した音を作ることによって切れのあるカッティングサウンドへと手元で変化させることができるものです。

 もっとざっくり解説させていただきますと、VOLを絞るほど相対的に高音の強調された(増幅はされません)音にするためのコンデンサーです!
 このハイパスコンデンサーを利用した派生回路もいくつかございますので、
そちらはリペアブログ記事にてご覧下さいませ!

 今回のハイパスコンデンサーの搭載は、
次回以降の1MΩのポット交換後により効力を発揮しますので、
ご期待ください!!

そんなハイパスコンデンサーを
SOAR MODのBTE-1-RSM/M BBDに導入していきたいと思います!!!

 その為にこんな配線を用意いたしました!!!!

コンパネから伸びる謎の2本の線が見えますでしょうか。
このでている2本の線の先にはワニ口クリップが取りつけられています!

 このワニ口クリップでコンデンサーを挟み込むことによって、
ポットに好きなコンデンサーの数値を取り付けることができます!


 この配線を使えば、トーンポット等のコンデンサーを選定する際もここに挟みこむだけで即座にコンデンサーの数値や種類を取り換えることができるので、
どのコンデンサーを使用するかの選定にとても便利です!

 トーン用のコンデンサーにも、シングルなら0.047μF、ハムなら0.022μFなど、定番の数値がありますが、実際にはピックアップの特性や、コンデンサ自体の音質変化を求めて違う数値のものを試してみるのも改造の定番の一つです。

 何も挟みこまなければ何もコンデンサが繋がっていない状態と同じになりますので、 ミニスイッチなどを導入することなくハイパスコンデンサのあり、無しの時の音を簡単に比較することができます!

 この部分に配置するコンデンサは、数値によっては高域の領域以外にも効かせることが可能です。

 大手F社ではここにハイパスではなく、数値の大きいローパスコンデンサのようなものを使用し、トーン用コンデンサと抵抗を組み合わせることによって、
greasebucketと呼ばれるタイプの回路を搭載しているものもあります。

 また、このハイパスコンデンサに抵抗を加えることでハイパスコンデンサの効き具合を調整したスムーステーパーと呼ばれる回路もあります。(海外ではTreble Bleed)
 こちらに関しましては、ポット交換編が終わったのちにまた取り上げる機会があるやもしれません。

 次回は実際にこのワニ口クリップを使用することで、ハイパスコンデンサーのある時とない時の音を動画で比較してみたいと思います!


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