かつてないローステッドテレを作ろう

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大変お待たせいたしました、前回に引き続き
BTE-1-RSM/M BBDのSOAR MOD編、第二弾です!

第一弾はこちら
https://bacchusdo.com/news/column/post-5257

改造元となるBTE-1-RSM/Mの特集はこちらです!
https://bacchusdo.com/news/column/post-5257

 前回は改造の定番中の定番、配線材とコンデンサーを交換いたしました。
ここまで交換するのなら、どうせならさらにグレードアップした電気パーツと
よりヴィンテージライクな音を目指す方向に更に推し進めていきましょう。

そして今回のポット交換のテーマはこちらです。

いまだかつて製品として1MΩの
ポットをつけたローステッドテレは
存在しないのではないでしょう か!!!??

 え?どういうこと?となっておられる方も多数おられると思いますので、
記事の続きをお読みいただけると幸いです。

 今回交換する箇所はギターのポットです。
ポットってなんですの!という方はこちらの記事をごらんください。
http://soarmusic.com/works/?p=1184

ポットが音にどのような影響を与えるかを簡単にご説明させていただきます。
ポットには一般的に、パッシブのギター(電池のいらない)の場合
250K、500K、1Mの3つの数値のポットが使われています。
ポットの数値が大きいほど高音域をよく通し、低音が削られる傾向にあります。

ピックアップを絡めたお話となっておりますので、
ピックアップって何ぞ?という方はこちらの記事をご覧下さいませ。
http://soarmusic.com/works/?p=1255

一般的にピックアップの音質として高音の強いシングルコイルには250Kを使用することで、高域をやや削りバランスをとっています。
(シングルコイルでも、250Kや500Kのポットを採用している場合もあり)


写真のモデルは例ですので、250Kが採用されているとは限りません

また一般的に出力が強く、音が甘い傾向にあるハムバッカーには500Kを使用することにより高音域と音のレンジに余裕を持たせることでバランスをとっています。
(ハムバッカーでも250Kや500Kのポットを使用している場合もあり)

写真のモデルは例ですので、500Kが採用されているとは限りません

250Kのポットに比べ、4倍もの数値の差がある1Mのポットですが、
高音域の成分には数値から見ても露骨に特化した音質となっています。

 この数値が使われているモデルで有名なものは、
ジャズマスターやヴィンテージの特定の年代のテレキャスターです。
どちらもやはり、ジャキジャキとした高音域に特徴のあるギターですね!
現代ではテレキャスターには250Kのポットを採用することが一般的になっています。

写真のモデルは例ですので、1Mのポットが採用されているとは限りません

 かつての1MΩのポットが使用されていたテレキャスターに使用されていたボディ材はアッシュ材が使用されていました。
 アッシュ材も硬い木材となっており、高音域に優れた木材の為、電気パーツと相まってジャキジャキのテレキャスタートーンのイメージを作り上げた一要素となっています。

 BTE-1-RSM/Mのボディ材は、メーカーアナウンスによるとアルダー材に近い特性のものが選定されておりますので、ボディ材の面ではやや素直な音質の傾向がありますがローステッドメイプルネックにより高音域によりカラッとした特性が加えられています。

 初期の状態でも十分に現代的なチャキチャキとしたテレキャスターサウンドですが、これをさらに!1MΩのポットを取り付けることによってよりジャキジャキとした音質でヴィンテージテレの音に近づけていきましょう!

いまだかつて製品として1MΩの
ポットをつけたローステッドテレは
存在しないのではないでしょうか!!!??

 次回はテレキャスターの定番の改造、ハイパスコンデンサーの導入です。



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